仮想儀礼 [読書]
読みました^^。
何がおもしろいって
エセ教祖やってる主人公が “まともである” ってことだ。
(とくに、あの少年への説教、よかったです^^)
冒頭から私、
物語のなかに連れて行かれてしまいました。
そう、ひきこまれる・・・とかそーいうんじゃなくて連れて行かれた。
気づいたら最後まで行ってた、車に乗ってた!・・みたいな気分です。
でもね。
すっごいおもしろかったけど、でもできれば知らなくていいような
耳をふさぎたくなるようなひどい話がわりと最後まで一緒で(泣)
顛末を知らずにはいられなくて。。(ナンなのよ徳岡家!?狂ってる)
日経ビジネスだったと記憶しているんだけど
以前、そのなかで
本の紹介を著者ご自身がなさってて(写真入り♪)興味深く拝読しました。
基本、宗教に興味のない私。
このへん、ほんとフツーの日本人的感覚なのです。
んで、著者もたぶん興味なくて、でもその・・“信者の不思議”とか“抗えない流れ・・?”。
そーいうものには関心があるのかもしれない。
(極端にいえばコックリさんの進化系、みたいな感じか・・・不思議ですよね、ああいうの)
商売としてたちあげた新興宗教が、
いつのまにか自分の手を離れ・・・
そんななかでも、
主人公・正彦の“まとも感覚”に共感おぼえるぶん怖い。
そしておもしろい。
矢口と共に新興宗教をたちあげていくプロセスには
『ロズウェルなんて知らない』同様、またもや声出して笑ったww
わくわく感と滑稽な共犯者気分^^篠田節、全開だよ!!
私がいちばん好感おぼえた人物は、広江さんです^^
彼女、ほんといい人だと思うよ・・・
妄信の信者たちにボコられてもなお、
正彦のことを「立派なかただと思う」って前置き。
あれは・・・成熟した人間にしか口にできないものだと思う。
だから広江さんが抜けた時点で、
ああ、もう正彦あかん、終わったな・・・って。
読者ワタシとしては、なんというか・・・彼女が最後の砦でした。
井坂については、読んでてムカムカしました・・・
それでも、そのキラリ光る文才には、フクザツな思い。
プロってこんな感じなのか・・・・とヘンに小さな感動おぼえてしまった;
サヤカ、雅子・・・その他、ラストまで残った女性たち。
正直、すっごい嫌悪感おぼえるんだけど、
でも、じゃあほかにどうすればよかったの?と問われたら
返すべき答えが見つからない。
読後、やっぱりいつも最後には優しい著者を感じました。
同時に、どこか遠い世界のお話であってほしい―・・とも。
何がおもしろいって
エセ教祖やってる主人公が “まともである” ってことだ。
(とくに、あの少年への説教、よかったです^^)
冒頭から私、
物語のなかに連れて行かれてしまいました。
そう、ひきこまれる・・・とかそーいうんじゃなくて連れて行かれた。
気づいたら最後まで行ってた、車に乗ってた!・・みたいな気分です。
でもね。
すっごいおもしろかったけど、でもできれば知らなくていいような
耳をふさぎたくなるようなひどい話がわりと最後まで一緒で(泣)
顛末を知らずにはいられなくて。。(ナンなのよ徳岡家!?狂ってる)
日経ビジネスだったと記憶しているんだけど
以前、そのなかで
本の紹介を著者ご自身がなさってて(写真入り♪)興味深く拝読しました。
基本、宗教に興味のない私。
このへん、ほんとフツーの日本人的感覚なのです。
んで、著者もたぶん興味なくて、でもその・・“信者の不思議”とか“抗えない流れ・・?”。
そーいうものには関心があるのかもしれない。
(極端にいえばコックリさんの進化系、みたいな感じか・・・不思議ですよね、ああいうの)
商売としてたちあげた新興宗教が、
いつのまにか自分の手を離れ・・・
そんななかでも、
主人公・正彦の“まとも感覚”に共感おぼえるぶん怖い。
そしておもしろい。
矢口と共に新興宗教をたちあげていくプロセスには
『ロズウェルなんて知らない』同様、またもや声出して笑ったww
わくわく感と滑稽な共犯者気分^^篠田節、全開だよ!!
私がいちばん好感おぼえた人物は、広江さんです^^
彼女、ほんといい人だと思うよ・・・
妄信の信者たちにボコられてもなお、
正彦のことを「立派なかただと思う」って前置き。
あれは・・・成熟した人間にしか口にできないものだと思う。
だから広江さんが抜けた時点で、
ああ、もう正彦あかん、終わったな・・・って。
読者ワタシとしては、なんというか・・・彼女が最後の砦でした。
井坂については、読んでてムカムカしました・・・
それでも、そのキラリ光る文才には、フクザツな思い。
プロってこんな感じなのか・・・・とヘンに小さな感動おぼえてしまった;
サヤカ、雅子・・・その他、ラストまで残った女性たち。
正直、すっごい嫌悪感おぼえるんだけど、
でも、じゃあほかにどうすればよかったの?と問われたら
返すべき答えが見つからない。
読後、やっぱりいつも最後には優しい著者を感じました。
同時に、どこか遠い世界のお話であってほしい―・・とも。
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